毎日続く、幼児の歯みがきルーティン
幼児期はいちばんみがきにくく、同時にいちばん大切な時期でもあります。いまつくる習慣が、そのまま就学期まで続くからです。よい知らせは、求められることが多くない点です。1日2回、約2分、大人がみがく、年齢に合った歯みがき粉を適量。あとはすべて段取りの問題です。
下記の出典に基づく保護者向けの一般情報です。医療上の助言ではありません。お子さまのことは歯科医師にご相談ください。
いつ始めるか
最初の歯が生えたらすぐです。だいたい生後6か月ごろですが、早くても遅くても正常の範囲です。待つ期間も、必要な本数もありません。1本でもみがきます。
早く始めるのは、歯のためであると同時に習慣のためです。まだ嫌がることもできないうちからみがかれてきた子どもは、あとから強く抵抗するようになることがまれです。
年齢別の歯みがき粉の量
保護者がいちばん間違えやすく、そして正確にしておく価値がある部分です。
- 3歳未満:ごく薄くのばす程度。フッ素1,000ppm以上。
- 3〜6歳:エンドウ豆大。フッ素1,000〜1,500ppm。
- 7歳以上:通常量。フッ素1,350〜1,500ppm。
パッケージ表の「子ども用」という言葉ではなく、ppmの数値を確認してください。子ども用でもNHSの推奨値を下回る製品があります。そしてどの年齢でも、吐き出すだけですすがないこと。すすぐとフッ素が歯から流れ落ちてしまいます。
誰がみがくか
3歳ごろまでは大人がみがきます。3〜6歳は子どもがみがき、大人が見守る——実際には、本人にやらせたうえで仕上げを大人が引き受ける形です。7歳以降は多くが自分でできますが、ときどき確認する価値はあります。
幼児でいちばん安定するのは、向かい合うのではなく、子どもの後ろに立って頭を自分にもたせかける姿勢です。手元がよく見えますし、正面から覆いかぶさるより対立感がずっと少なくなります。
続くルーティンの作り方
どの工夫よりも「毎日同じ」であることが効きます。疲れた夜でも崩れにくい形はこうです。
- 毎日同じ2つのタイミング——朝食のあとと、夜の最後の絵本の前。時計よりも、すでにある出来事に紐づけるほうが続きます。
- 同じ場所、同じ順番、同じ言葉。幼児は予測できることに大きな安心を感じます。決まった台詞は毎晩の交渉をなくします。
- パジャマの前にみがく。いちばん大変な部分が、子どもが力尽きる前に終わります。
- 2本目の歯ブラシを持たせる。あなたの手を押しのけるはずだった手がふさがります。
- 終わり方をいつも同じにする——吐き出す、すすがない、そして終わりを示す小さな合図。
よくあるつまずき
つまずきの大半は次の4つで、それぞれに実用的な対処があります。
- えずく。ヘッドの小さい歯ブラシに替え、1〜2週間はいちばん奥を避け、奥歯をみがくときは頭を後ろではなく前に傾けます。
- 口を固く閉じる。こじ開けないこと。ほとんど口を開けなくてよい前歯の外側から始め、力が抜けてきたら奥へ進みます。
- 暴れる。後ろから、頭を自分にあずけさせてみがくか、ひざの上に横向きに寝かせます。正面で向き合うと戦いになります。
- 夜だけ拒否する。1週間、ルーティン全体を15分早めてみてください。この年齢の「拒否」の多くは単なる眠さです。
初めての歯科受診
最初の歯が生えたら、遅くとも1歳の誕生日までに歯科へ。早い時期の受診は治療というより「慣れる」ためのものです。何もする必要がないうちに3回いすに座った子どもは、いざ治療が必要になったときにずっと楽な患者になります。
アプリの役割
幼児にとってアプリはタイマーであり気そらしであって、先生ではありません。みがくのは引き続き大人です。役割は、2分を争いなく過ぎさせることです。
Tickoにはこの年齢のための1分モードがあります。2歳児すべてに2分が現実的とは限らず、長さより習慣づくりのほうが大切だからです。歯のマップが次のゾーンを示し、タイマーが終わるとショートアニメが開放されます。無料、広告なし、オフライン対応です。
保護者からよくある質問
赤ちゃんの歯みがきはいつから始めますか?
最初の歯が生えたらすぐ、だいたい生後6か月ごろからです。1本でも始める理由になりますし、早く始めるほど習慣は保ちやすくなります。
2歳児に必要な歯みがき粉の量は?
ごく薄くのばす程度で、フッ素1,000ppm以上のものを使います。エンドウ豆大は3歳からです。みがいたあとは吐き出し、すすがないでください。
幼児は自分で歯をみがけますか?
歯ブラシを持つことはできますし、やらせてあげてください。ただし実際に汚れを落とすのは3歳ごろまで大人の役割で、7歳ごろまでは見守りと仕上げみがきが必要です。